忙しい広告業界の皆さん、心を「平穏」にできていますか?
忙しさを理由に、下記のようなことないですか?
- 忙しくて、なんだか頭がスッキリしない
- 仕事の生産性が少し悪い気がする
- なんだかイライラして、チームがギクシャクしてしまう
- 1日に充足感があまり感じられない
- 無気力になってしまい活力がない
私も、仕事を言い訳に色んな人に迷惑をかけていました。
そこで、コロナ禍の間に、自分なりにルーティンを作成して、毎日こなしてみることを心がけました。
その結果、思ったよりも頭がクリアになり、生産性が上がりました。
(それを冗談で友人に送ったら好評だったので、画像を作成して共有してみました)
X上でも共有した結果、反響・質問が多数来たので、ルーティンについて解説します。
多忙な広告業界でも、私は比較的「平穏」に生き残れているので、なかなかに効果があるのではと考えます。
朝夜どちらも解説しようと思いましたが、朝ルーティンだけで長くなってしまったので、朝と夜で分けて記事を書いていきます。今回は朝ルーティン編です。
それでは、解説していきます。
なぜルーティンが必要なのか
まず、なぜルーティンが必要なのか?
ルーティンを始めたきっかけは、忙しすぎて脳みそがスッキリしない時間が増えて、生産性が異常に落ちていると感じたからです。脳のスペックをあまり活かせていないという状況です。
最近の広告業界はそこまでは忙しくないですが、とはいえ、忙しい方の仕事の分類です。
そんな広告業界で朝起きてから、脳みその起動速度を上げるためにどうすれば良いのかと考えた結果、ルーティンに辿り着きました。脳みその起動ボタンのスイッチと、シャットダウンのボタンだと考えるイメージしやすいです。
ルーティンを導入して良かった点
ルーティンを導入して良かった点はいくつかあります。感覚的ではありますが。
- 仕事にメリハリがついた
- 脳がスッキリするようになった
- 仕事の効率と生産性がわかった
- プライベートの時間も大切にできるようになった
- イライラしたりすることがなくなり、心が平穏になってきた
- 部屋の環境も良くなってきた
- 脳の起動時間が早くなった
などなど個人差はあると思いますが、多数あります。
ルーティンを導入したデメリット
逆にデメリットもいくつかありますので、最初に挙げておきます。
- ルーティーンをやらないと少し気持ち悪い感覚がある
- 毎日ある程度の時間はルーティンに割かれる
- 夜早く寝ることが多くなる
- ルーティンをやっていると「意識高い系」にみられる可能性がある
- 夜の飲み会の参加率が少し下がる
- 習慣化するには、期間が結構かかる
- 慣れるまでは少し生産性が落ちる可能性がある
といったことがあります。
正直、そこまでデメリットはないように感じます。ほぼ無料でできることばかりなので、まずは、お試しでやってみて合わないならやめてみると良いかと思います。
朝のルーティン
それでは、朝のルーティンについて解説してきます。
ルーティンのコツは、あまり「考えない」で流れるように作業的にこなすことです。
朝のルーティンの内容
朝のルーティンは下記の内容になります。
朝のルーティン
0 水を飲む : 水分補給
1 軽く読書:知識のインプット 寝起きでベットで軽く
2 モーニングノート(ジャーナリング) : 脳の整理
3 3分間部屋の掃除:生活環境の維持
4 願望の音読;願望を明確にして、中期・短期・長期の確認
5 瞑想 (3分間) : 集中力向上
6 日記を振り返る:昨日の反省
7 TODOの書き出し:1日の行動・目的の確認
8 スケジュール入力:1日の行動の計画 (このときに少し仕事することが多い)
9 ストレッチ:身体機能の維持
10 朝シャワー:脳・身体の起動
主に、朝は約10個のルーティンがあります。
それぞれ軽く解説します。
0 水を飲む : 水分補給
これは実は、一番重要かもしれないです。
朝起きたらコップ一杯の水を飲む。ただそれだけです。これが意外と習慣化しないと忘れがち。
水を飲むだけで水分補給と、体と胃を目覚めさせます。
ちなみに、私は、500ミリペットボトルをベッドのそばに置いています。
Amazonの定期購入すると安く買えるのでおすすめです。ラベルレスの富士山の天然水がAmazonオリジナルなのに美味しいです。水道水飲めない人おすすめです。
1 軽く読書:知識のインプット 寝起きでベットで軽く
これが、意外と質問が 多かったです。
これは朝に3分だけでいいので、読書もしくは知識のインプットをしようということです。
これを始めたきっかけとしては、寝起きにすぐにスマホでSNSを見ることが多かったので、その時間を有意義にするために、読書もしか知識のインプットして時間を有意義にしたいと言うのが目的でした。
SNSを見ると、時間が溶けてしまうので、朝の時間を無駄にしないのがメインの目的です。
情報のインプットとしては、 スマホでKindleのアプリを入れて、書籍として読むことが多いです。
また、時間を3分という縛りをつけることが重要です。 少し物足りない程度での情報のインプットをすることで、知識欲求を高めていきます。 この時間はあくまで満足する時間と言うより、脳を起こすための猶予時間と考えて下さい。
ちなみに、私が情報のインプットとして使っているのは下記です。
- ブルームバーグメルマガ:毎朝5本、その日のトップニュースをお届けします。
一応リンクはこちら - Feedly:RSSリーダーで最新の情報を仕入れることができます
- Google アラーツ:特定キーワードをメールでお知らせしてくれます
- X 特定のリスト:リストを作成すると指定アカウントの情報を集めることができます
- kindle (スマホにアプリを入れると見れます) :その時読んでいる本を途中からさらっと読みます
- メルマガ:有料ですが、中島聡さんのメルマガ面白いです。毎週火曜発行。(参考:週刊 Life is beautiful)
- Yahoo!ファイナンス:株価の変動を確認します。
上記のどれかをやっています。全部を見ているわけではないです。
2 モーニングノート(ジャーナリング) : 脳の整理
これは、A4のコピー用紙をもとに、今思っていることを何も考えずに「紙に書き出し」ます。
ただそれだけです。
ただ、この作業がとても脳にスッキリする作業になります。自分の脳みその感情から思いつき、不安、仕事、やりたいことに至るまで思考のカスから膿までを全部出してしまいます。(これが割と、脳みその無駄な思考に取られている)
書く瞑想とも言われています。
- 頭の中に思ったことをためらわずに紙に書き出す。少し恥ずかしいことであっても、それを迷わず文字として書き出す。
- 書いた用紙は、モーニングルーティーンが終わったらそのまま捨てる。
- 時間を決めて3分などで終わらせる。※やり過ぎない。足りなかったら3分ごとにタイマー追加。
詳しく知りたい人は、「モーニングノート」「ジャーナリング」「グルノート」などと検索すると良いです。
似たようなもので、「ゼロ秒思考」という本もありますが、私はこちらとジャーナリングを合わせたミックス的な使い方をしています。瞑想と速度を重視。
3 3分間部屋の掃除:生活環境の維持
これはシンプルに3分間タイマーをかけて、どこでもいいので3分間を掃除することです。
毎日3分掃除するだけで、想像よりも生活環境の維持に役立ちます。
ちなみに、毎日ベッドメーキンングを朝にすることがおすすめです。ベッドメーキングするだけで精神衛生がかなり上がります。
あとは、皿洗いは良いアイデアが生まれやすいので進んでやることをお勧めします。
- 3分掃除するだけでも、部屋は綺麗になる。
4 願望の音読;願望を明確にして、中期・短期・長期の確認
これは、願望を明確にして中期・短期・長期に分けて年始に作成し、それを壁に貼り、音読します。
これは、自己啓発本で、ナポレオン・ヒルの書籍を参考にしてます。
(おそらく、ナポレオン・ヒル以外も似たようなことをやっていると思いますが、たまたま参考にしやすかったのでこれを活用しているだけです。ナポレオン・ヒル信者とかではないです)
大事なことは、願望を明確にすることです。人は、願望をすぐに忘れてしまうので、紙に書き出して貼ることが大事。
参考としているのは、「図解でカンタン・よくわかる! ナポレオン・ヒル 巨富を築く13の条件」中の、目標の明確化を参考にしてます。
図解でカンタン・よくわかる! ナポレオン・ヒル 巨富を築く13の条件
シンプルにいうと、目標とやることと期限、代償を朝・夜に宣言するだけです。
(意外と紙に貼って朝夜読み上げるだけで、意識的に結果として実現している)
- 本当に、「音読」するの大事!
- 紙に書いて貼るだけでコスパ最強!
5 瞑想 (3分間) : 集中力向上
3分間瞑想します。
やり方としては、椅子に座って、手を膝の上におき、呼吸に集中します。
吸って、吐いてを呼吸の流れを意識する形です。
- 目を瞑り、背筋を伸ばして、手は膝に、足の両面は地面にしっかり、呼吸の「吸う」「吐く」の循環を意識
- 雑念は考えずに出たものは、ありのままに受け流す
6 日記を振り返る:昨日の反省
昨日書いた日記を振り返ります。
昨日書いていなかった場合は、朝に軽く書いてしまいます。
書くポイントとしては、箇条書きで、良かったことを書くだけで良いです。
ちなみに、私は3年日記というのを活用して、昨年、一昨年の自分と比べるのを楽しんでいます。
日記を振り返ることで、1日の活力の源にします。
- 日記は良かった点を箇条書きにするだけでよい
7 TODOの書き出し:1日の行動・目的の確認
ジャーナリングや瞑想などを経て、出てきたやりたいことを含めて、TODOをコピー用紙に書き出します。
ポイントしては、案件ごと、プロジェクトごとに箇条書きで思いつく限り書き殴ります。タスクの大小を問わず。
その上で、プライベートでやりたいことを記載します。
最終的に1枚でタスクが一覧整理されるので、それに優先順位を1~20くらいつけます。
※mtgや既にスケジュールが決まっているものは、優先順位とは別に印をつけていきます。
そのTODOを持ち歩いて、定期的に見返してタスクをこなしていきます。
軽いメモや気づきがあったら、この紙にメモします。
- このTODO作成の作業には、3分以内でタスクを洗い出す
- タスクの一覧化をすることで、タスクの抜け漏れを防ぐ。
- 長期タスクに関しては別途TODO管理ツールやカレンダーに入れて一旦タスクを忘れることが重要。
- 頭の中にタスクを記憶するという行為に使うメモリーを、紙とデジタルで代替するイメージ。
8 スケジュール入力:1日の行動の計画 (このときに少し仕事することが多い)
7で書いたTODOをスケジュールに落とし込みます。
1タスク30分くらいにして、googleカレンダーに入れていきます。
そうすると、想像以上に1日の時間の短さに気づきます。優先順位順にタスクをスケジュールに入れ込んでいきます。この時に、打ち合わせや既存の確定スケジュールに合わせてタスクの順番は任意に変えて良いです。
やるべきことの取捨選択をこの時にします。意外と、やらなくて良いことに1日時間をかけてしまっていることがあるのでそこの注意が必要です。
結果としてここでは、1日のうち、どれくらい時間をかけれるかという簡易的な見積もりをすることが大事です。最悪、優先順位は完了できるようにゆとりを持つことができます。
その上で、スケジュールに、「雑務」などの時間とバッファを1時間ずつ設けると良いです。タスクが思ったより時間がかかった時のために、帳尻合わせの時間枠を置いておきます。そうすると、ゆとりあるスケジュールが組めるはずです。
時間の見積もりをする際は、自分がかかると思った時間の「3倍」を作業時間と想定すると、安定的にスケジュールに追われることなく、クオリティーを維持することができます。
例) デザイン制作1時間 → デザイン3時間かかると見積もり
議事録作成10分 → 30分
早く終わる分には、良いことなので、その時間を別の作業に充てる。
ちなみに、私はこのタイミングで軽くメールの返信などを10~30分くらいすることがあります。他社が関わるものに関しては早めに返信を出してあげます。(全体のタスクや、優先順位のTODOが見えているので、重要度の高いものから返信)
9 ストレッチ:身体機能の維持
身体を目覚めさせるためのストレッチ。デスクワークが続くと気づくと、少し太っていたり、関節の可動域が狭くなって体が固くなってしまうので身体のメンテナンスと維持が大事です。
毎日の習慣に、ストレッチを軽く入れていくことでスッキリとした日常を送ることができます。
ストレッチをすると、腰痛や肩こりの解消にも繋がります。
お勧めはオガトレです。※オガトレは、日本の男性YouTuber、理学療法士、トレーナーです。
お勧めは下記の動画です。
正直「オガトレ 〇〇(疲れている部位)」で検索して、出てくるものを気分転換含めてやることがおすすめです。
- つらい腰痛をなくすストレッチ【毎日8分で”骨盤から”ととのえる腰痛の治し方】
- 開脚できるようになるストレッチ!【2週間で開脚ベターっになる方法】
- 【つらい腰痛】痛みを根本からしっかり解決するストレッチ【毎日5分】
ただ、基本的に朝はあまり時間がないので、ラジオ体操で3分くらいで済ませるのが多いです。
(朝感もあるので)
10 朝シャワー:脳・身体の起動
最後に朝シャワーです。これは日によりますが、一番最初に朝シャワーパターンでも大丈夫です。
朝にシャワーを浴びるだけで、目が覚めてスッキリします。
あとは身支度完了させて終了です。お疲れ様です。
夜のルーティン
夜のルーティンについては、また後日まとめて記載します。
お楽しみに。
よくある質問
よくある質問について回答します。
- 毎日ルーティンなんてするの、暇すぎる。1日に何時間かけてるの?
-
平日は基本的に、忙しさに合わせてルーティンの内容は調整して行っています。短縮バージョンや順番を変えて自分なりにアレンジすると良いです。まずは、週に1回でもルーティンをこなす習慣を作って、徐々に回数を増やしていくと良いです。朝・夜、それぞれ30分〜1時間かからない程度に収めるようにはしています。
- 1タスク何分?
-
1つのルーティンにかけるのは3分単位で行っています。一つ一つは短く、パッパと切り替えていきます。満足感を得るというよりも、ルーティンとして流れ作業的にまず「やる」ということを意識すると良いです。
- おすすめのやり方は?
-
お勧めはアップルウォッチを使って、3分タイマーをループするやり方が良いです。
- なんでルーティンなんてやるの?
-
頭をスッキリさせるためと、メンタルの維持のためです。主に朝は目覚めのため。夜は心の平穏のためであることが多いです。
まとめ
今回は、心を「平穏」にするための朝のルーティンを解説しました。
広告業界の人は、仕事が多忙で、心に平穏がない人が多いので、ルーティンをやることがお勧めです。
「そんな時間がないよ!」っていう人ほど、ルーティンをやった方が良いです。私自身、忙しくて目が回りそうな時にルーティンを逆に敢えて導入しました。
忙しい人ほど、ルーティンをやった方が良いです。
無料でただやるだけなので、やって損はないので、まずはやってみることをお勧めです。
以上です。